ネットワーク利用上の注意
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1 利用の申請
東京大学では学内の計算機資源の利用は教育・研究に関する目的に限定されており、 学内のネットワークに端末を接続する場合には、端末ごとに使用者・用途・MACアドレスなどの情報とともに管理者に申請を行うことが義務付けられています。 理学系研究科では端末の管理は専攻施設ごとに行われており管理体制や申請方法についてもそれぞれ異なっています。
専攻施設ごとの申請方法については以下のページを参照してください。
2 セキュリティ対策の行われたOSおよびソフトウェアの利用
ネットワークに接続する全ての端末でセキュリティ対策の行われた最新バージョンのOSやソフトウェアを使用する必要があります。 Windows, Mac OSなどのOSや Adobe Reader, Flash などのソフトウェアでは頻繁にセキュリティ対応が行われていますので最新バージョンにアップデートするように注意を払ってください。
サポートが終了しセキュリティ対策が行われなくなったOSやソフトウェアの使用は大変危険ですので使用しないでください。 Windows 8.1 およびそれ以前のWindowsやMac OS X 10.15 およびそれ以前のMac OSは既にサポートが終了しています。
東京大学ではマイクロソフトEESライセンスを契約していますので、大学所有の共有パソコンについてはWindows OSをアップデートすることが可能です。 詳しくは以下のページを参照してください。
3 ウイルス対策
ネットワークに接続する全ての端末でウイルス対策を行うことが義務付けられています。 端末の種類によって可能な対策の範囲は異なりますが、WindowsおよびMacのパソコンについてはウイルス対策ソフトウェアのインストールが必須となります。 全学的に契約しているTrend Micro包括ライセンスのウイルス対策ソフトウェアも利用可能となっています。
また、USBメモリ経由でウイルスに感染するケースも多くあります。 ネットワークに接続しない端末についてもUSBメモリを使用して他のパソコンとデータをやり取りする場合にはウイルス対策を行ってください。
詳しくは以下のページを参照してください。
4 有線ネットワーク
理学系研究科では基本的に全ての建物の全ての部屋にギガビットイーサネットが整備されており、情報コンセントにLANケーブルを接続することで有線ネットワークが使用可能です。
初めて部屋の情報コンセントを使用する際もしくは使用者が変更となった際には設定が必要です。設定を行うことでどの部屋の情報コンセントに接続しても自分の所属する専攻や研究室のネットワークに接続することが可能となっています。設定については各専攻施設のネットワーク担当者より情報システムチームに依頼してください。
各部屋には情報コンセントが複数設置されている場合もありますが、これは異なるネットワークを同時に使用するためのもので、基本的には各部屋で使用できる情報コンセントは一つとなります。
部屋の中で複数台のパソコンを接続する場合には各自でスイッチを用意し配線してください。部屋の内部に設置するスイッチとしては小型でファンレスのものがお勧めとなります。性能的にはギガビットイーサネットに対応している方がよいかもしれません。例えばBUFFALOのLSW6-GT-8NSなどがあります。こちらのスイッチの場合、8ポートながら小型かつ電源内蔵の上、磁石にて机などに張り付けられるため設置も容易です。
新しいものでなくても問題がない方であれば、情報システムチームにて保管している現在は使われなくなったスイッチを使っていただくことも可能ですので、興味のあるかたはお問い合わせください。
また、ユーザによるNATルータの設置は認められていません。NATルータを設置を認めると接続の管理やログの保存が適切に行われずセキュリティ上の問題となるためです。 ネットワークの構成に関する問題については管理者に相談してください。
5 無線ネットワーク
理学系研究科では建物全域で利用できる無線ネットワークを構築しております。 この無線ネットワークでは IEEE 802.1x (EAP-TLS) による認証VLANを用いており、どこの建物で接続しても自分の所属する専攻や研究室のネットワークに直接接続されるようになっています。
無線LANのアクセスポイントは理学系研究科の建物全体に電波が届くように適切な間隔で設置しています。 同じ室内にアクセスポイントが設置されていなくても無線LANを利用することは可能です。
接続には理学系研究科アカウントを利用します。設定などについて詳しくは以下のページを参照してください。
無線LANのアクセスポイントは理学系研究科の建物全体に電波が届くように適切な間隔で設置しています。 同じ室内にアクセスポイントが設置されていなくても無線LANを利用することは可能です。 配置の問題で電波の強度が非常に低い場所(かつ利用者の需要がある場所)については若干の調整を検討しますが、基本的には追加でのアクセスポイントの設置は困難です。 特に2.4GHz帯の電波は非常に少ない帯域を共有して使う仕組みとなっており、むやみにアクセスポイントの数を増やすと干渉などにより現状より無線LANの状況が悪化してしまいます。
ユーザによる個別の無線アクセスポイントの設置は認められていません。 特に2.4GHz帯の電波は非常に少ない帯域を共有して使うため現状でも電波の状況が厳しくなっておりますが、個別にアクセスポイントの設置を認めるとさらに状況が悪化し無線LANの利用に影響が出ます。 また、個別に設置を行うと認証の管理やログの保存が適切に行われず大学のネットワークの管理としてはセキュリティ上の問題となります。