ウイルス対策ソフトウェア
目次
1 概要
東京大学の情報倫理・コンピュータ利用ガイドラインでは全てのコンピュータに適切なウイルス対策を行うことが求められています。 具体的な対策としては個人用のパソコンについてはウイルス対策ソフトウェアの利用になりますが、 それだけで全てのウイルスが防げるわけではありませんので常にセキュリティに注意してコンピュータを利用する必要があります。 ウイルスはUSBメモリ経由で感染するケースもありネットワークに接続していない端末も含めて対策を行う必要があります。
情報倫理・コンピュータ利用ガイドラインは以下の東京大学情報倫理ガイドラインのウェブページで参照できます。
2 Windows のウイルス対策について
Windows 8 以降については OS にウイルス対策機能が含まれています。 ウイルス対策機能はデフォルトで有効になっていますので、無効にすることなくパソコンを利用してください。
2.1 Mac OS X のウイルス対策について
Mac OS X では別途ウイルス対策ソフトウェアのインストールが必要となります。 以前は全学で契約しているマイクロソフトEESライセンスでのMac OS X用のウイルス対策ソフトウェアの利用が可能でしたが、 現時点では各自が用意する必要があります。
情報基盤センターでは1台あたり年1000円の負担金で利用可能なウイルス対策ソフトウェアの配布が行われています。
3 ウイルス対策ソフトウェアのインストールが難しい機器の対応について
ウイルス対策ソフトウェアは利用者が誤って悪意のあるソフトウェアを実行してしまった場合に、それが既知のソフトウェアであれば実行を阻止し被害を未然に防ぐものです。ウイルス対策ソフトウェアのインストールが難しい機器については、そういったウイルス対策ソフトウェアの対象となるような問題がそもそも発生しないような利用方法をしていただく必要があります。具体的には、問題の発生する可能性がある行動とは、ウェブ閲覧、メールの読み書き、オフィスソフトによるドキュメントの編集などとなります。ソフトウェアのインストールやUSBメモリの利用についてはあらかじめの別の環境でウイルススキャンを行うことで問題を未然に防ぐことが可能です。
3.1 Linux パソコン
- 外部から侵入されないように適切な管理を行う
- セキュリティアップデートを適用し脆弱性のない最新版のソフトウェアを利用する
- 不要なポートを開放しない
3.2 実験機器などでウイルス対策が困難なパソコン
- メール・ウェブ・オフィスソフトなどパソコン的利用を行わない
- USB メモリは事前に別のパソコンでウイルスチェックをしてから利用する
3.3 サーバ
- セキュリティアップデートを適用し脆弱性のない最新版のソフトウェアを利用する
- メール・ウェブ・オフィスソフトなどパソコン的利用を行わない
3.4 スマートフォン、タブレット
- root 権限を取得するなどの危険行為を行わない
- 提供元不明のアプリを利用しない