困ったときは
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1 有線ネットワークについて
1.1 突然ネットワークがつながらなくなった
今までネットワークが使えていた環境で、突然ネットワークがつながらなくなる原因として最も多いのはLANケーブルのループ配線です。 1本のLANケーブルの両端を同じスイッチに接続してしまうことによってサブネット全体に障害を起こします。 問題が発生し始めた時間帯の前後に接続の変更やLANケーブルの整理をしたところがある場合にはループが発生していないか確認をしてみてください。 未使用のケーブルを抜けてしまっていると勘違いして気を利かせてつないでしまうなどということが多々あるようです。部屋がきれいに整頓されているとケーブルの状況もわかりやすくなり問題を未然に防ぐことができます。
1.2 情報コンセントにLANケーブルを接続してもネットワークが使えない
理学系研究科のネットワークは専攻・施設(もしくは研究室)ごとにネットワークが分かれています。各部屋の情報コンセントはその部屋の利用者の所属のネットワークに接続されるように設定されています。 部屋の利用者が変わった場合や、その部屋でこれまでネットワークを使っていなかった場合には設定が必要です。専攻施設ごとの申請方法については以下のページを参照してください。
1.3 突然IPアドレスが取得できなくなった
ループ配線以外の突然ネットワークがつながらなくなるトラブルとして多くあるのがDHCPサーバの不正接続です。まず、原則として理学系研究科ではユーザによるNATや無線LANの設置は禁止となっております。 ブロードバンドルータや無線ルータ(Time Capsule含む)を不適切な設定で接続することで専攻・施設のサブネット全体でIPアドレスの取得に問題が発生する可能性があります。 WindowsではipconfigコマンドでIPアドレスの取得状況が確認できますが、不正なDHCPサーバが原因で正常に取得できていない場合は専攻内の不正なDHCPサーバを探して撤去する必要があります。
1.4 IPアドレスが取得できない
学内のネットワークに接続する機器は適切に管理する必要があります。 理学系研究科の端末管理システムで管理を行っている場合には、無線LANを利用する際に自動的に機器の登録が行われます。 端末管理システムについて詳しくは以下のページを参照してください。
専攻施設ごとの申請方法については以下のページを参照してください。
1.5 情報コンセントがない
各部屋に最低一つは情報コンセントが整備されているはずです。 場所が分からない場合にはお問い合わせいただければ参考程度ですが図面上の位置をお伝えします。
1.6 内装工事で情報コンセントを移動する(増設する)
個別の工事などで情報コンセントの場所などに変更があるとネットワークの状況が把握できなくなってしまいますので、内装工事を行った際には工事業者に図面を提出していただき、情報システムチームにも提出してください。 また、情報コンセントを増設する場合には事前に相談をしてください。設備の都合で必ずしも対応できるわけではありません。基本的な考え方については次の項目を参照してください。
1.7 パソコンが2台あるので(もしくは情報コンセントが遠いので)情報コンセントを2つ使いたい
基本的には各部屋につき情報コンセントは一つとさせていただいております。 複数のネットワーク(VLAN)を利用する場合には追加で設定を行いますが、室内で複数台のパソコンを接続する場合は室内にスイッチ(ハブ)を設置して配線を行ってください。 建物の設備として部屋に情報コンセントが複数ある場合もありますが、基幹ネットワーク設備には限りがあるため全ての情報コンセントがネットワーク機器に配線されているわけではありません。
1.8 理学系研究科の所属ではありませんが理学系研究科の部屋を利用しています
セキュリティポリシーやインシデント対応が部局ごとに行われていることもあり、東京大学では基本的に所属の部局のネットワークを利用することになっています。 UTNETの建物間VLANのサービスを利用することで、所属部局ネットワークを理学系研究科の建物で利用することが可能です。 申請は所属の部局のUTNET担当者からUTNETに行っていただく必要があります。 建物間VLANの申請が完了しましたら、ご利用されている部屋の情報コンセントから所属部局のネットワークを利用できるように設定いたします。
2 無線ネットワークについて
2.1 利用方法がよくわからない
以下のページをご覧ください。
2.2 私の部屋にはアクセスポイントが設置されていません
無線LANのアクセスポイントは理学系研究科の建物全体に電波が届くように適切な間隔で設置しています。 同じ室内にアクセスポイントが設置されていなくても無線LANを利用することは可能です。 配置の問題で電波の強度が非常に低い場所(かつ利用者の需要がある場所)については若干の調整を検討しますが、基本的には追加でのアクセスポイントの設置は困難です。 特に2.4GHz帯の電波は非常に少ない帯域を共有して使う仕組みとなっており、むやみにアクセスポイントの数を増やすと干渉などにより現状より無線LANの状況が悪化してしまいます。
2.3 sos無線LANがつながらない(sos の電波が弱い)
sos 無線 LAN だけがつながらないときは、ほとんどの場合は利用しているパソコンやスマートフォンの設定に問題があります。sosだけ電波が弱いと感じるときも設定の問題で接続できていないだけの場合がほとんどです。理学系研究科の建物ではsosやUTokyo-WiFiなどの電波は全て同じ機材から出ています。どれかひとつの電波だけが弱いというようなことはありません。 パソコンやスマートフォンでは(特にApple製品では!)一度設定がおかしくなってしまった場合(最初に間違った設定を選んでしまったなど)にその後うまく設定できない場合や設定操作をしても反映されない場合があります。その場合には、一旦設定を削除したうえで端末を再起動し、再度設定を行うとうまくいく場合があります。Apple製品では特に古いバージョンで動作がおかしい場合が多くありますのでOSは常に最新バージョンを利用してください。(OSのアップデートはセキュリティの観点からも必要不可欠です。)
3 証明書認証について
3.1 証明書認証のサービス(会議資料サイトなど)でログインが失敗する
理学系研究科アカウントでは証明書を再発行すると古い証明書は無効になります(これは誤って流出してしまった証明書で認証できなくするための仕組みです)。最新の証明書がインストールされていることを確認するために古い証明書を一旦削除してから新たにダウンロードした証明書をインストールして再度試してみてください。
4 その他サービスについて
4.1 学外から学内のネットワークに接続したい
理学系研究科では、自宅などの学外から接続するサービスとしてVPN接続サービスを提供しています。 所属の専攻・施設(および研究室)のネットワークに接続して内部のサーバへの接続などを行う場合にはVPN接続サービスをご利用ください。
4.2 サーバを学外に公開したい
理学系研究科ではセキュリティ事故を防ぐためデフォルトでは学外から学内のサーバへはアクセスできない設定となっています。 サーバを学外に公開する際には各専攻施設のネットワーク委員を通じて設定変更の申請を行ってください。 特に昨今では外部に公開したウェブサーバに起因するセキュリティ問題が増加しておりますのでウェブサーバを外部に公開する場合には管理者などの情報を登録していただいております。 専攻施設ごとの申請方法については以下のページを参照してください。
4.3 メールアドレスを取得したい
メールアドレスは各専攻施設ごとにドメインがありアカウントが発行されています。 専攻施設ごとの申請方法については以下のページを参照してください。
4.4 大学の業務システムが使いたい
大学の各業務システムについては東大ポータルで説明されています。 システムごとに部局担当者の説明などもありますので以下のページを参照してください。
5 お問い合わせ
上記の内容も含めて問い合わせについては情報システムチームまでお願いいたします。
ネットワーク障害などについて問い合わせされる場合には以下の情報を合わせてお知らせください。 ネットワーク機器のログなどから原因の調査を行う場合には、利用者やMACアドレスなどの情報が可能となります。
(全般的に必要な内容) 1. 日時: 2. 場所(部屋): 3. ネットワーク接続状況(以下の A, B, C のいずれか): 4. 症状: 5. 問題起きている範囲(特定の端末or部屋など): 6. 確認のために試した内容: (A: 有線 LAN 接続の場合) A-1. 利用している情報コンセント: A-2. 有線 LAN の MACアドレス: (B: 無線 LAN 接続の場合) B-1. 無線 LAN の種類(sos, UTokyo-WiFi, eduroam): B-2. 無線 LAN のアカウント名(sos の場合は共通 ID): B-3. 無線 LAN の MACアドレス: (C: VPN 接続の場合) C-1. VPN の種類(L2TP, SoftEther VPN Client): C-2. VPN のアカウント名(共通 ID): C-3. 接続に利用している IP アドレス: